思春期から大人になってもいつまでも悩みの原因の一つである「ニキビ」
ここではニキビ発生の原因とされる3つの要素や、ニキビが発生するメカニズムについて詳しく解説していきます
ニキビを予防するためにもしっかりニキビの事を理解し、ニキビ対策も紹介していきますので、最後までよろしくお願いします
目次
- ニキビの原因は?
- 1-1 皮脂の過剰分泌
- 1-2 毛穴のつまり
- 1-3 アクネ菌の増殖
- 1-4 外部からの刺激
- ニキビの種類は?
- 2-1 白ニキビ
- 2-2 黒ニキビ
- 2-3 赤ニキビ(炎症を起こしている)
- 2-4 黄ニキビ(炎症を起こしている)
- ニキビの予防対策
- 3-1 正しいスキンケア
- 3-2 肌の乾燥を防ぐ
- 3-3 十分な睡眠をとる
- 3-4 肌に触れるものを清潔に
- 3-5 栄養バランスのとれた食事を
- ニキビができてしまった場合の治療法
- 4-1 皮膚科で治療する
- 4-2 市販薬で治療する
- まとめ
1.ニキビの原因は?
1-1 皮脂の過剰分泌
ホルモンの影響、気温の上昇などにより皮脂の分泌量が増加し、増えた皮脂が毛穴につまることでニキビが発生しやすい原因となります
皮脂は毛穴の奥の皮脂腺から分泌してくるため、皮脂の分泌量が多いと、毛穴から皮脂を排出できず、毛穴が詰まってしまいます
1-2 毛穴のつまり
毛穴は一定の周期で生まれ変わって、ターンオーバーしています
ホルモンバランスの乱れ、肌の乾燥、生活習慣の乱れなどで、肌のターンオーバーが乱れると、自然にはがれ落ちるはずの古い角質がはがれず、各層が厚くなり皮脂の出口である毛穴を塞いでしまい、毛穴の中で菌が繁殖し、ニキビが発生してしまいます
1-3 アクネ菌の増殖
私たちの肌や毛穴の中には、常にさまざまな細菌がいますが、その中の一つであるアクネ菌がニキビに大きく関与していると言われています
毛穴が詰まり、皮脂など栄養価の多い環境になると、過剰に繁殖し炎症を引き起こしてニキビを発生してしまします
1-4 外部からの刺激
空気中のホコリや花粉、紫外線などもニキビになる原因です
紫外線を浴びると、皮膚の内部を守るために角質層が厚くなります
角質層が厚くなることで毛穴の出口がつまり、毛穴の中でアクネ菌が繁殖し、ニキビになってしまいます
ホコリやチリなど大気中の小さな汚れも毛穴に入り込むことによって、毛穴が詰まり、ニキビの原因になります
2.ニキビの種類は?
2-1 白ニキビ
白ニキビは皮脂が毛穴に詰まった状態です
見た感じでは通常時の皮膚の色と同じのため見落としやすいですが、溜まった皮脂によって少し盛り上がっています。皮膚の内側ではアクネ菌が増え始めています
2-2 黒ニキビ
毛穴が閉じている状態の白ニキビに対して、毛穴が開いてた状態を黒ニキビと言います
毛穴の詰まりが進み、毛穴の出口に古くなった角質や皮脂が固まったもの黒く見えるため、黒っぽく見えます
2-3 赤ニキビ(炎症を起こしている)
目に見えて分かる、赤いブツブツとした状態が赤ニキビです
毛穴が詰まって、アクネ菌が繁殖し、アクネ菌や雑菌に対抗するために皮膚が炎症を起こして赤くなっています
2-4 黄ニキビ(炎症を起こしている)
黄ニキビは赤ニキビがさらに悪化し、炎症が激しくなった状態です。黄色い「うみ」が見えるので黄ニキビと呼ばれます
皮膚の内側では繁殖したアクネ菌が大きな炎症を起こし、周囲の皮膚組織が破壊されてしまいます
よってニキビの炎症が収まった後もニキビ跡や赤みなど、最悪の場合、ニキビあとができて凸凹ができてしまう可能性があります
3.ニキビの予防対策
3-1 正しいスキンケア
正しい洗顔をすることで、余分な皮脂やホコリなどをきれいに落とし、肌をきれいに保つことで毛穴のつまりを予防します
正しい洗顔については以下の6Stepを心がけて!
- ①手を洗う
- ②水またはぬるま湯で顔を洗う
- ③洗顔料を適量とり、手のひらでよく泡立てる
- ④泡で顔全体を包むように洗い、TゾーンからUゾーンにかけて洗う
- ⑤水またはぬるま湯で丁寧にすすぐ
- ⑥タオルで抑えるように水分をふき取る
3-2 肌の乾燥を防ぐ
肌が乾燥すると、うるおい不足による皮脂の分泌を促す働きによって皮脂が過剰分泌になってしまいます。皮脂が出すぎてしまうため毛穴のつまりを起こしてニキビの原因になります
洗顔後の肌は乾燥しやすいので、タオルで水をふき取ったあとすぐに化粧水をつけましょう
+で保湿成分を含んだ美容液や乳液、クリームなどでフタをして潤いを逃さないようにするのもとてもいいです
3-3 十分な睡眠をとる
睡眠不足は、皮膚のターンオーバーを促進する成長モルモンの分泌を妨げてニキビを悪化させると考えられています
しっかり睡眠をとることで免疫力を高めてニキビを防ぎましょう
3-4 肌に触れるものを清潔に
外部からの刺激は、ホコリや花粉だけでなく、日常的に肌に触れる枕カバーやタオルなどからの雑菌などにも注意が必要です
枕カバーやタオルはこまめに取り換えて肌に雑菌が付くことを避けましょう
3-5 栄養バランスのとれた食事を
過度なダイエットや暴飲暴食は、ホルモンバランスを崩す原因です。ホルモンバランスが崩れることによって肌のターンオーバーが乱れてしまうので、栄養バランスを意識した食事をとりましょう
皮膚を健康に保つビタミンB2を中心としたビタミンB群を摂取するよう心がけるのが〇です。緑黄色野菜、魚介類、タマゴ、大豆製品、レバー、乳製品などに多く含まれています
4.ニキビができてしまった場合の治療法
私生活や食事、洗顔など気を付けていてもどうしてもニキビはできてしまうものです
気になるかもしれませんが、ニキビを触ったりつぶしたりすると悪化させる原因となりますので避けるようにしましょう。以下にニキビができてしまった場合の治療法2点を紹介していきます
4-1 皮膚科で治療する
ニキビは皮膚の慢性炎症性疾患という位置づけで、皮膚科で保険適用で治療を受けることができます
皮膚科でのニキビ治療は、症状に合わせて約3か月の長期的な治療になりますが、さまざまな治療をしてきた、信頼と実績のある医師が親身になって治療してくれます
4-2 市販薬で治療する
洗顔料や化粧水などと違い、ニキビそのものを治す効果があります
通販、ドラッグストアなで購入できる商品なので、ぜひ試してみてください!
・イハダ アクネキュアクリーム
ノンステロイド、肌と同じ弱酸性、ノンアルコールで肌にやさしい
塗るとすぐ透明になるジェルクリームで油分が少なくさっぱりとした使用感です
・ペアアクネリキッド治療薬
殺菌成分のあるイソプロピルメチルフェノールがアクネ菌を殺菌し、ニキビの進行を抑える
抗炎症成分のアラントインでニキビの炎症を鎮めてくれます
・メンソレータムアクネス25メディカルクリームc
イブプロフェンピコノール(抗炎症成分)が炎症をしずめ、赤く目立つニキビにしっかり効きます
うるおい成分配合。すぐに浸透し、べたつかない。素肌と同じ弱酸性。無香料。無着色。肌に塗ると透明になるクリームです
・ピンプリットN
レゾルシンの殺菌作用ににより細菌感染による化膿を防いでくれます
グリチルレチン酸がニキビ(炎症)をやわらげ、赤みを鎮めてくれます
5.まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ニキビの原因からニキビの種類、ニキビの予防方法、ニキビができてしまった場合の対処方法など詳しく説明しました
ぜひ今日から実践してニキビの悩みのない肌になれるよう頑張りましょう!